第6章:進捗報告の定型(現状 / 次 / ブロッカー / 期限)

この章で学ぶこと

  • 進捗は短文・定期(または状態変化時)で更新し、ブロッカーを明確にして報告する
  • ブロッカーは早期に表面化させる
  • ブロッカーを「待ち」と「自分で次に動けること」に分ける
  • 期限と次アクションを明確化する

成果物(書けるようになるもの)

  • 進捗報告テンプレを使える(付録: 進捗報告)
  • 支援依頼を具体的に書ける

本文

進捗は「頑張っている」ではなく、「いま何が終わっていて、次に何をするか」を伝える。

進捗報告の最小

  • 現状: 完了/未完了
  • 次: 次にやること
  • ブロッカー: 何が詰まっているか
  • 期限: いつまでに
  • 支援依頼: 何が欲しいか
  • 次回更新予定: いつ更新するか(必要に応じて)

注意点(報告の品質)

  • 現状は“受け入れ条件に対する進捗”として書く(作業量の列挙にしない)
  • 不明点は隠さず“要確認”と明記し、確認方法と期限を添える
  • ブロッカーが無い場合も、次アクションと期限を残す(後追いで困る情報を先に出す)

ブロッカー報告の分解

ブロッカーは「困っています」だけでは支援しづらい。次の項目に分解する。

  • 何が止まっているか(受け入れ条件、PR、検証、レビューなど)
  • 誰の判断/権限/情報が必要か
  • いつまでに解消しないと何が遅れるか
  • 自分で並行して進めることは何か
  • 解除条件(何が起きたら blocked を外せるか)

status:blocked や status:needs-info を付ける場合は、ラベルだけでなく Issue 本文またはコメントに解除条件を書く。解除条件がない blocked は、検索できても解決できない状態になりやすい。

具体例(悪い例→良い例)

悪い例

順調です。頑張っています。
ブロッカー: なし
期限: 未定

良い例

現状: バリデーション実装完了、文言は未着手
次: 文言案を作りレビュー依頼
ブロッカー: 文言ポリシー未確定
期限: YYYY-MM-DD(例)
支援: 文言ポリシーの決定(レビュー30分)
解除条件: PM が文言ポリシーを承認したら `status:blocked` を外す

チェックリスト

  • 現状 / 次 / ブロッカー / 期限が揃っている
  • 支援依頼が具体的
  • ブロッカーの解除条件が書かれている
  • 並行して進める作業があるか確認した
  • 短文で状況が伝わる

まとめ

  • 進捗は現状 / 次 / ブロッカー / 期限 / 支援依頼の最小セットで短文報告する
  • ブロッカーや要確認事項は早期に表面化させ、解除条件と並行作業を添えて合意と支援を取りに行く

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