用語集

Issueの起票からPRの完了、ナレッジ化までに本書で使う主要用語をまとめる。定義だけで判断せず、各項目の「参照」から運用例とチェックリストを確認する。

Issue(イシュー)

背景、目的、スコープ、受け入れ条件などを記録し、作業と合意を追跡する単位。

参照: 第2章「良い Issue テンプレ」

Pull Request(PR)

変更内容、理由、影響、テスト、ロールバックを示し、レビューと統合判断を行う単位。

参照: 第7章「PR 説明の型」

受け入れ条件(Acceptance Criteria)

成果物が目的を満たしたかを第三者が検証できる、観測可能な完了判定。

参照: 第2章「受け入れ条件と確認方法」

Given-When-Then

前提条件、操作、期待結果の順に、受け入れ条件を検証可能な形で表す書式。

参照: 第2章「受け入れ条件の例」

スコープ

今回のIssueやPRで変更し、確認する対象範囲。

参照: Issue テンプレ「スコープ」

非スコープ

今回の判断や変更に含めない対象を明示し、意図しない作業拡大を防ぐ境界。

参照: Issue テンプレ「非スコープ」

Definition of Ready(DoR)

背景、目的、受け入れ条件、依存、リスクなど、着手前に揃える入口条件。

参照: 第5章「最小の DoR / DoD」

Definition of Done(DoD)

受け入れ条件、レビュー、CI、公開確認、必要な転記まで含めた出口条件。

参照: 第5章「PR 前後の DoD ゲート」

トリアージ

影響度、緊急度、依存、対応可否を評価し、優先度と次の扱いを決める活動。

参照: トリアージ判断表

Priority(優先度)

平時タスクの実行順を表す業務上の優先度。障害影響を表すSeverityとは分けて扱う。

参照: 第4章「Priority と Severity」

Severity(重大度)

障害やインシデントの影響度を表す分類。平時タスクの実行順とは目的が異なる。

参照: 第4章「Priority と Severity」

ブロッカー

作業や検証の進行を止めている条件。解除条件、担当、期限とともに報告する。

参照: 第6章「ブロッカー報告の分解」

依存関係

着手、実装、検証、完了が他のIssueや外部要因に左右される関係。

参照: 第4章「分割の観点」

証跡

再現結果、ログ、テスト、CI、公開確認など、判断や完了を第三者が追跡できる記録。

参照: 第3章「最低限残すべき情報」

ロールバック

変更後に問題が起きた場合、影響を抑えて既知の状態へ戻す手順と判断条件。

参照: PR テンプレ「ロールバック」

レビューthread

PR差分上の指摘と返信をひとまとまりで追跡する会話。対応または不要理由を記録して解決する。

参照: 第7章「レビューコメントへの対応方針」

Runbook

繰り返す運用や障害対応を、条件、手順、確認、停止・エスカレーションまで含めて再実行できる形にした文書。

参照: 第9章「転記の判断」

ADR(Architecture Decision Record)

背景、論点、選択肢、決定、影響を残し、重要な意思決定を後から追跡できるようにする記録。

参照: ADR テンプレ