到達判定表
使い方
この表は、各パートを完了したかを判定するための基準です。章を読んだだけでは完了としません。説明できる、証明できる、計算できる、実装または擬似コード化できるのいずれかで確認してください。
Core 到達判定
| 項目 | 到達条件 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 集合 | ⊆, ∪, ∩, \, P(A) を説明できる |
3つの集合計算問題を解く |
| 論理 | 含意、対偶、量化の否定を扱える | 命題の否定を3問書く |
| 関数 | 単射・全射・全単射を定義できる | 具体例で判定する |
| 関係 | 同値関係・半順序を検証できる | 反射律等を確認する証明を書く |
| 証明 | 直接証明・対偶証明・帰納法を使える | 各1問を手書きで証明する |
| 漸近記法 | O, Ω, Θ を定義から説明できる |
3つの関数比較を行う |
| 擬似コード | ループ・再帰の挙動を追える | 再帰関数の停止性を説明する |
Core 合格条件
次をすべて満たせば Core 完了です。
- 前提診断 Q1-Q32 で 26/32 以上。
- 証明領域 Q13-Q20 で 6/8 以上。
- Core 演習 70問のうち 56問以上正答。
- 証明問題について、ルーブリック平均 3.0点以上。
- 「例をいくつか確認した」だけの回答で証明を代替していない。
Standard 到達判定
| 項目 | 到達条件 | 確認方法 |
|---|---|---|
| グラフ | グラフ・木・DAG・到達可能性を定義できる | 小さいグラフで BFS/DFS を実行する |
| グラフ計算量 | BFS/DFS が O(|V|+|E|) である理由を説明できる |
隣接リスト前提で数える |
| 組合せ | 2^n, C(n,k), n! を使い分ける |
状態数を3問見積もる |
| 包除 | 重複を引く理由を説明できる | 倍数カウント問題を解く |
| データ構造 | ADT と実装を区別できる | スタック・キュー・ヒープ・ハッシュ表を比較する |
| 基本アルゴリズム | 二分探索、ソート、Union-Find、DPの入口を説明できる | 擬似コードまたは計算量を述べる |
| 形式言語 | Σ, Σ*, ε, 言語、DFA/NFA を読める |
DFAの5要素を書く |
Standard 合格条件
次をすべて満たせば Standard 完了です。
- 前提診断 Q33-Q60 で 22/28 以上。
- Standard 演習 60問のうち 45問以上正答。
- グラフ、組合せ、形式言語の3領域でそれぞれ70%以上。
εと∅、NFA と確率的オートマトン、ADT と実装を混同していない。
Extended 到達判定
| 項目 | 到達条件 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 確率 | 条件付き確率、独立性、期待値を扱える | Pr[A|B] と指示変数の問題を解く |
| 数論 | gcd、合同算術、逆元を計算できる | Euclid互除法と逆元を計算する |
| 代数 | 群・巡回群・体の記法を読める | 小さい mod 群で例を挙げる |
| 線形代数 | 行列積、ランク、F_2 を扱える |
F_2 行列を計算する |
| 符号理論入口 | Hamming距離、生成行列、検査行列を説明できる | 小さい線形符号で計算する |
| 並行性 | 状態遷移、非決定性、safety/livenessを説明できる | 反例traceを作る |
| 合意問題 | 一致性・妥当性・終了性を説明できる | 故障モデルと条件を対応させる |
Extended 合格条件
次をすべて満たせば Extended 完了です。
- 前提診断 Q61-Q80 で 16/20 以上。
- Extended 演習 80問のうち 56問以上正答。
- 情報理論へ進むなら、確率と線形代数の章末確認で80%以上。
- 暗号へ進むなら、数論・代数の章末確認で80%以上。
- 並行計算へ進むなら、並行性と形式モデルの章末確認で80%以上。
統合到達判定
統合到達確認テストは50問です。
本体教科書への正式な進行判定は、共通の進行判定ポリシーを正本とします。
| 得点 | 判定 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 43〜50 | 合計点ゲート達成 | 証明問題と対象章別 readiness のゲートを確認する |
| 36〜42 | 合計点ゲート未達 | 弱点領域を1周してから再受験する |
| 28〜35 | 部分的進行 | Core/Standard の弱点を補強する |
| 0〜27 | 進行非推奨 | Coreから再学習する |
証明問題 Q7〜Q10・Q23・Q49 が2/6以下の場合は、総合点に関係なく Core 第3章へ戻ってください。合計43/50以上でも、証明3/6と対象章別 readiness の両方を満たすまで進行不可です。