第3章:情報設計(前提/用語/粒度/スコープ境界)
この章で学ぶこと
- 前提(環境/権限/依存)を先に書く
- 用語を定義し、粒度を揃える
- スコープ境界と責任分界を明記する
この章の成果物(または判断基準)
- 章/文書のアウトライン(固定セクション)
- スコープ境界(含む/含まない)と責任分界
本文
情報設計が弱いと、読者が前提を推測せざるを得ず、誤解や誤操作につながる。
最低限の設計要素
- 前提: 対象環境、権限、依存
- 用語: 略語や固有名詞
- 粒度: どこまで書くか(詳細/概要)
- スコープ境界: やること/やらないこと
- 責任分界: 誰が判断/実行/承認するか
具体例(悪い例→良い例)
悪い例
手順: 設定を変更してデプロイする
前提: 省略
失敗時: 省略
良い例
前提: production、承認者A、権限=read-write
手順: 1) 設定変更 2) デプロイ 3) 検証
例外: 失敗時はロールバック
責任分界: 実行=当番、判断=IC(インシデントコマンダー)
チェックリスト
- 前提(環境/権限/依存)がある
- 用語が定義されている
- スコープ境界が明記されている
- 責任分界が明記されている
まとめ
- 前提/用語/粒度/スコープ境界/責任分界を先に固定し、推測と手戻りを減らす
- 「含む/含まない」を明記し、章・文書の責任範囲を合意しやすくする
次章への接続
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