はじめに
本書「実践Linux インフラエンジニア入門 ―コンテナ・クラウド時代の基礎技術―」は、コンテナ・クラウド時代に必要なLinuxインフラエンジニアの基礎技術を実践的に学べる技術書です。
本書の目的
現在のIT業界では、クラウドネイティブ時代を迎え、インフラエンジニアに求められるスキルセットが大きく変化しています。単にコマンドを覚えるだけでなく、技術の本質を理解し、新しい技術にも柔軟に対応できる基礎力が必要とされています。
本書は、Linux初心者がITインフラエンジニアとして必要な基礎技術を「原理から理解する」ことを目的とします。各技術の誕生背景、解決する課題、実務での位置づけを明確にすることで、変化の激しい技術環境でも応用が利く基礎力を養成します。
対象読者
主要ターゲット
- Linux未経験のIT系学生:将来インフラエンジニアを目指す学生
- 他業種からの転職希望者:IT業界でのキャリアチェンジを検討している社会人
- 開発者:インフラの知識を身につけたいソフトウェアエンジニア
前提知識
- 基本的なPC操作ができること
- IPアドレスなど最低限のネットワーク用語を知っている程度
- プログラミング経験は不要
本書の特徴
1. 「なぜ」から始まる解説
各技術について、以下の流れで解説:
- なぜこの技術が必要になったのか(歴史的背景)
- どのような課題を解決するのか(技術の本質)
- 実務でどう活用されるのか(実用的価値)
2. 理解を深める構成
- 豊富な図解:概念を視覚的に理解
- 実例中心:抽象的な説明を避け、具体例で解説
- 段階的学習:基礎から応用へ無理なく進める設計
3. 実践的な演習
- 各章末に理解を確認する演習問題
- 失敗例とその対処法を明示
- 実務で遭遇する課題をベースにした内容
4. 現代的な技術スタック
- コンテナ技術としてPodmanを採用(エンタープライズ環境での採用増)
- AWS環境での実践を前提
- Infrastructure as Codeの考え方を導入
本書の構成
本書は全15章で構成されており、以下の流れで学習を進めます:
- 第1部:なぜLinuxを学ぶのか(第1-3章)
- 第2部:基礎技術の本質を理解する(第4-6章)
- 第3部:ネットワークという基盤技術(第7-8章)
- 第4部:コンテナ技術の本質(第9-11章)
- 第5部:クラウドという新しいインフラ(第12-13章)
- 第6部:統合と実践(第14-15章)
それでは、Linuxインフラエンジニアとしての学習の旅を始めましょう。