用語集

この章の学習目標(3〜5)

  • 本書で頻出する用語の定義を確認できる
  • 同義語・誤解しやすい用語を区別できる

用語

用語 定義(本書の文脈)
Proxmox VE 検証用の仮想化基盤(Kubernetes の外側)
kubeadm kubeadm init/join でクラスタを初期化/参加させるツール
control-plane API Server/Controller/Scheduler など、クラスタを制御するコンポーネント群
etcd Kubernetes の状態(クラスタデータ)を保持する KVS。バックアップ対象
kubelet ノード上で Pod を起動/監視するエージェント
OCI コンテナイメージ形式とランタイムの仕様群
CRI kubelet とコンテナランタイム(containerd 等)間のインターフェース
containerd CRI 経由で Pod を実行するためのコンテナランタイム(ノード側)
Podman / Docker 開発端末/CI でコンテナイメージを build/push するためのツール(本書ではノード runtime としない)
CNI Pod ネットワークの実装を差し込むための仕様(例: Calico/Cilium)
Service Pod への到達性を抽象化する仕組み(selector/port 等)
Service: ClusterIP クラスタ内部の仮想 IP で公開する方式
Service: NodePort 各ノードのポートで公開する方式
Service: LoadBalancer 外部 LB と連携して公開する方式(検証: MetalLB / 本番: Cloud LB)
MetalLB オンプレ/検証環境で Service type=LoadBalancer を成立させる実装
Ingress HTTP/TLS ルーティングの宣言(Ingress Controller が必要)
IngressClass どの Controller が Ingress を処理するかを表すクラス
Gateway API Ingress の後継となる L4/L7 ルーティング API 群(実装に依存)
CSI ストレージの実装を差し込むための仕様
PV 実体ストレージを表すリソース(プロビジョニング結果)
PVC アプリが要求するストレージの宣言(PV の割り当て要求)
StorageClass PV の種別/プロビジョニング方式の定義
RBAC Kubernetes の認可(Role/RoleBinding など)
PSS Pod Security Standards。Pod の権限/特権利用の基準
GitOps Git を正としてクラスタ状態を同期する運用モデル(PR で監査/承認)
Argo CD GitOps ツールの一つ。Application で同期対象を定義する
Helm Chart と values によりリリースをパッケージ運用するツール
Helm: Chart 配布単位(テンプレートとメタ情報)
Helm: Release インストール済みの実体(履歴/rollback の単位)
Helm: Values Chart へ与えるパラメータ(環境差分)
Kustomize YAML の差分を base/overlay/patch で表現する仕組み
Kustomize: base 共通リソース(環境に依存しない部分)
Kustomize: overlay 環境差分(検証/本番など)
Kustomize: patch 差分適用(strategic merge / JSON6902 等)

まとめ

用語の意味が曖昧なまま進むと、設計判断の前提が崩れます。迷ったらここに戻って確認してください。

チェックリスト(3〜10)

  • 重要用語(OCI/CRI/kubelet/containerd)を区別できる
  • Service/Ingress/IngressClass の関係を説明できる
  • PV/PVC/StorageClass の関係を説明できる
  • GitOps/Argo CD/Helm/Kustomize の役割分担を言語化できる