Part 1:Solidityと標準規格(概要と進め方)
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このPartは「Solidityの書き方」と「標準規格(ERC)」を、動かしながら身につける章だ。ここを押さえると以降のPartが一気に楽になる。
このPartでできるようになること
- Solidityの基本(型、可視性、イベント、エラー、支払い)を説明できる。
- ERC‑20 / ERC‑721 の最小フロー(mint/transfer/approve/tokenURI)を動かして理解できる。
- OpenZeppelin実装を「そのまま使う」だけでなく、何が入っているかを見分けられる。
このPartで扱わないこと(先に宣言)
- アップグレード(Proxy)や複雑な権限設計(まずは基本形を理解する)。
- ガス最適化の細部(Day13でまとめて扱う)。
最短ルート(迷ったらここだけ)
1) Day4:Solidity基礎:Day04_Solidity_Basics.md
2) Day5:ERC標準:Day05_ERC_Standards.md
チェックリスト(ここまでできれば次へ進める)
- Day4のテスト(または実行例)で、イベント発火とrevertを確認できる
- Day5でERC‑20/721をデプロイし、transferとtokenURIが動く
復習問題(理解チェック)
- Q1.
revertは何を意味するか?テストでrevertを確認する利点は何か? - Q2. ERC‑20 の
approve → transferFromフローで、「誰が」「誰に」「何の権限」を渡しているか? - Q3. ERC‑721 の
tokenURIは何を指すか?最低限、どの2点を確認すると安心か?
解答例(短く)
- A1.
revertは処理を失敗として巻き戻すことだ(状態が更新されない)。テストで確認すると、失敗条件が仕様どおりかを早期に検出できる。 - A2. トークン保有者が、第三者(spender)に「自分の残高から一定量を引き出してよい」権限(allowance)を与える。
- A3. メタデータ(JSON等)への参照だ。例:
tokenURIが期待どおり返ること、参照先で名前/画像などが取得できること。