Glossary
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基礎(Ethereum)
- ABI: コントラクトを呼び出すための「関数/引数/型」の情報(JSONなど)。dapp や The Graph で必要になる。
- chainId: ネットワーク識別子。Hardhatの
--networkや、dapp のVITE_CHAIN_IDで参照する。 - EIP(Ethereum Improvement Proposal): Ethereumの仕様変更提案。採用されると、ネットワークやツールの前提が変わる。
- ERC(Ethereum Request for Comments): Ethereum上の標準規格(例:ERC‑20, ERC‑721)。
- EIP‑1559: 手数料が
baseFee + priority feeを軸に調整される仕組み。Tx受領ではeffectiveGasPriceに反映される。 - Event(イベントログ): コントラクトが
emitで出すログ。状態とは別に記録され、購読や検索に使う。 - EVM(Ethereum Virtual Machine): コントラクト実行環境。コード実行やガス計算の前提になる。
- Gas: Tx実行で消費する計算/保存コストの単位。概ね
fee = gasUsed * effectiveGasPrice(wei)で手数料を計算する。 - calldata: 外部関数の入力データ領域(読み取り専用)。不要なコピーを避けるとガスを抑えやすい。
- memory: 一時的な作業領域。加工に便利だが、展開/コピーが増えるとコストが上がりやすい。
- storage: コントラクトの永続状態。書き込み(
SSTORE)は高コストになりやすい。 - Topic: イベントログの索引用データ。
indexedを付けた引数がtopicになり、フィルタしやすくなる。 - RPC(JSON-RPC endpoint): Ethereumノードと通信するためのエンドポイント。
eth_blockNumberなどのメソッドをHTTP/WSで呼び出す。 - Tx(Transaction): トランザクションの略。送金やコントラクト呼び出しなど、状態を変える操作の実行単位。
- Finality: 取り消されないとみなせる確定性。
L1/L2・スケーリング
- L1: ベースレイヤ(例:Ethereum mainnet)。主に安全性を担う。
- L2: スケーリング用レイヤ。主に処理量(スループット)改善を担う。
- Blob(EIP‑4844): ロールアップがL1へ投稿するデータを、calldataより安価に扱うための仕組み(blob-carrying transactions)。L2手数料の「L1データ可用性(DA)」コストに直結する。
- Data Availability(DA): 誰でも検証できるよう必要データが公開され続ける性質。
- EIP‑7691: Blob throughput increase。blob の target/max(1ブロックあたりの目安/上限)を 3/6 → 6/9 に増やす。
- Bridge: L1/L2間で資産を移す仕組み。
- Sequencer: L2でトランザクション順序を決める役割。
- Fraud Proof: Optimisticで不正を検知する異議申立て証明。
- Validity Proof: ZKで正当性を示す暗号学的証明。
アカウント・AA
- Account Abstraction(AA): ウォレット(アカウント)に、バッチ実行やガス代スポンサーなどの“プログラム可能な”機能を持たせる考え方。
- EOA(Externally Owned Account): 秘密鍵で制御されるアカウント。従来は「コードを持たない」と説明されることが多いが、EIP‑7702 により委任(delegation indicator)を持つ可能性がある。
- Delegation indicator(EIP‑7702): EOAが設定できる“委任先マーカー”。実行時に別アドレスのコードへ委譲して動く挙動が入り得る。
- EntryPoint(ERC‑4337): AAの実行基盤となるコントラクト。BundlerがUserOperationをまとめて呼び出す。
- Bundler(ERC‑4337): UserOperationを集めてトランザクション化し、EntryPointへ送る中継者。
- UserOperation(ERC‑4337): 4337系AAでユーザーが署名する「実行依頼」データ。BundlerがTxにまとめる。
- Meta-Transaction(EIP‑2771): 代理実行でユーザーのガス負担を軽減する仕組み。
- Permit(EIP‑2612): 署名承認によるトークン許可方式。
開発・運用・外部サービス
- CI(Continuous Integration): Pull Request などを契機にテストを自動実行し、差分の不具合を早期に検出する仕組み。
- Verify(ソース検証): エクスプローラ上で、ソースコードとデプロイ済みバイトコードを対応付ける作業。
- Etherscan: Ethereum系チェーンのブロックエクスプローラ。トランザクションやコントラクト、Verify(ソース検証)の確認に使う。
- Blockscout: Etherscan系ではないブロックエクスプローラ実装の一つ。L2で採用されることがある。
- The Graph: コントラクトのイベント等をインデックス化し、GraphQLで検索・取得できるようにする仕組み/サービス。
- Subgraph: The Graph の「インデックス定義」。どのコントラクトのどのイベントを、どの形で保存するかを宣言する。
- GraphQL: The Graph などで使われるクエリ言語。必要な項目だけを問い合わせられる。