クラウドインフラ概念マップ
このページは、クラウドインフラの設計判断を「サービス名の一覧」ではなく、責務と依存関係からたどるための案内図です。図だけで判断せず、以下の代替説明と対応章を併せて参照してください。
図の代替説明
- 責任共有を起点にする: クラウド事業者、利用組織、運用担当、委託先の責任分界を決めてから、identity、network、compute、storageの制御を設計します。
- 基盤を一体で設計する: identityは権限境界、networkは通信境界、computeは実行境界、storageはデータ境界を担います。いずれか一つだけを最適化しても、安全性と可用性は成立しません。
- 運用で設計を閉じる: 監視・ログ、変更管理、バックアップ、可用性とDR、cost管理を、構築後の追加作業ではなく初期設計へ含めます。
- 実装を再現可能にする: IaCとautomationで構成をコード化し、差分レビュー、承認、rollback、監査証跡を継続運用へ接続します。
- 統合時にtrade-offを再評価する: セキュリティ、性能、可用性、運用負荷、costは相互に影響します。第11章の設計パターンと付録のチェックリストで、局所最適になっていないかを確認します。
概念から対応章へ
責任共有と設計の前提
- 第1章:クラウドコンピューティングの基礎: サービスモデルと責任共有モデルを確認する。
- 第2章:クラウドインフラの共通概念とアーキテクチャ: リージョン、AZ、リソース管理、共通のidentity・network境界を整理する。
基盤コンポーネント
- 第3章:仮想マシン(Compute)の活用: computeの選択、拡張、監視の責務を確認する。
- 第4章:クラウドストレージの設計と利用: storageの整合性、耐久性、暗号化、復旧条件を確認する。
- 第5章:ネットワークとロードバランシング: networkの公開面、経路、名前解決、負荷分散を確認する。
制御と運用
- 第6章:IAMとセキュリティ実践: identity、最小権限、監査、データ保護を確認する。
- 第7章:監視とログ管理: 運用時の観測、検知、証跡、改善loopを確認する。
- 第8章:バックアップ・災害復旧戦略: 可用性、backup、RPO/RTO、DRの関係を確認する。
実行方式と自動化
- 第9章:サーバーレスとコンテナサービス: 実行方式によって変わる責任分界と運用境界を確認する。
- 第10章:Infrastructure as Code (IaC) と自動化: IaC、automation、差分review、rollbackを確認する。
統合判断と実務確認
- 第11章:エンタープライズ設計パターンと事例: 可用性、セキュリティ、運用負荷、costのtrade-offを統合する。
- 付録:参考資料: 設計checklist、用語、provider比較、一次情報への導線を確認する。
図を入口にした場合も、実環境へ適用する前に対応章の前提、制約、検証条件へ戻り、利用するproviderとserviceの最新公式資料を確認してください。