前作(論理思考ガイド)との接続
本書は、ITエンジニアが要件定義・設計・開発・運用・危機対応といった実務で意思決定を行う際に、生成AIを安全に活用しながら成果を継続的に出すための思考法を扱う。前作は、職種を問わず使える「問題設定・構造化・検証・表現」といった汎用スキルを中心に扱う。両者は競合ではなく補完関係にある。
参照先(前作)
- 前作トップ: AI時代に差がつく論理的思考と表現力
- 標準業務フロー(1枚): AI活用の標準業務フロー(1枚)
- CRISP-P(指示の構造化): 第5章:AIへの指示(プロンプト)設計
- CARE(出力評価): 第6章:AIの出力を評価・改善する
- リスク管理(倫理/機密): 第9章:AIリスク管理と倫理的配慮
本書と前作の対応(概要)
| 本書 | 本書の主題 | 前作で補える観点(例) |
|---|---|---|
| 第1章 | 抽象化・トレードオフ・負債評価 | 前提/推論/結論、問題設定、検証の基本 |
| 第2章 | 要件定義の思考法 | タスク定義、構造化、合意形成の説明 |
| 第3章 | 設計判断・選定の意思決定 | 評価軸の設計、根拠提示、リスク整理 |
| 第4章 | 開発/構築の最適化 | 検証・改善ループ、出力評価(CARE) |
| 第5章 | ステークホルダー調整 | 論理的説明・合意形成、文書化 |
| 第6章 | 危機対応・再発防止 | 事実確認、判断ログ、再発防止の構造化 |
本書のSOPとの関係
本書では、章横断で使える標準手順として AI協働の標準手順(SOP) を定義している。前作の「標準業務フロー(1枚)」は、職種一般に通用する表現で整理されている。本書のSOPは、ITエンジニアの成果物(ADR/PR/Runbook/ポストモーテム)に直結する形に寄せている。