実践 認証認可システム設計
ゼロから学ぶアイデンティティ管理の実装
本書は、認証・認可システムの基礎から実装、運用まで、体系的に学ぶことを目的とした技術書です。単なる技術の解説にとどまらず、「なぜその技術が必要なのか」「どのような問題を解決するのか」という観点から、深い理解を促進します。
学習成果
- 認証・認可の基本概念(Authentication / Authorization)を整理し、代表的なプロトコルや方式の位置づけを説明できるようになる。
- セッション管理・トークンベース認証・OAuth 2.0・OpenID Connect・SAML といった主要技術の特徴と使いどころを比較し、自分のシステムに適した方式を選択できるようになる。
- 単一システムだけでなくマイクロサービス構成における認証・認可の設計パターンを理解し、実装・移行時の注意点を検討できるようになる。
- 実運用を想定したセキュリティ脅威・性能・監視の観点から、認証認可システム全体を見直し、改善ポイントを洗い出せるようになる。
読み方ガイド
- 認証・認可そのものが初めての読者は、第I部(第1〜3章)を順に読み進めることで、用語と基本構造を一通り押さえてから第II部以降に進むことを推奨する。
- すでに基本用語は理解しており、「具体的なプロトコルの比較」を重視したい読者は、第4〜7章を軸に読み、必要に応じて第1〜3章に戻って背景概念を補完する読み方も有効である。
- 実装やアーキテクチャ設計に関心が高い読者は、第8〜10章(設計・マイクロサービス・実装パターン)を先に読み、その後前半章や付録で詳細仕様を確認する形でもよい。
- 実運用フェーズの課題に直面している読者は、第11〜12章(脅威・性能と監視)を優先し、第1〜10章は必要な部分をピックアップする読み方を想定している。
想定読者
- Web/モバイルアプリケーションの開発者(ログイン/権限管理を設計・実装する必要がある方)
- テックリード/アーキテクト(認証基盤の方式選定、移行、標準化を担う方)
- セキュリティ/プラットフォーム担当(脅威・監視・運用の観点から改善したい方)
前提知識
- HTTPの基礎(Cookie、ヘッダー、セッションの概念)
- 基本的なプログラミング経験(バックエンド/フロントエンドいずれか)
- セキュリティの基礎用語(脅威、攻撃手法、暗号の概要)
- (推奨)JWT/OAuth 2.0/OIDC 等の用語に触れた経験(第II部で理解が進みやすい)
所要時間
- 通読: 約4〜5.5時間(本文量ベース概算。コードブロック除外、400〜600文字/分換算)
- 実装や設定を手元で検証しながら進める場合は、検証範囲により変動します。
目次
はじめに
第I部: 基礎概念編
第II部: プロトコルと標準編
第III部: 実装編
第IV部: 応用編
付録
著者について
ITDO Inc.
エンタープライズシステムの開発・コンサルティングを手がける技術集団。特に認証・認可システムの設計と実装において豊富な経験を持つ。
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