リスク分析(サンプル):クラウド移行 Phase1

本ページは、交渉時に「失敗した場合のリスク」を説明するためのリスクレジスター例です。実案件では、対象システム/規制/契約条件に合わせて更新してください。

リスクレジスター(例)

ID リスク 発生確率 影響 兆候(トリガー) 主要な対策(予防/軽減) オーナー
R-01 セキュリティ審査の差し戻し 審査指摘の増加、回答遅延 早期に論点整理、最小権限/ログ監査/脅威モデリングの提出 セキュリティ責任者
R-02 移行手順の不備によるサービス停止 低-中 リハーサルで手順逸脱、復旧時間超過 リハーサル実施、ロールバック手順の自動化、停止許容時間の合意 SRE/運用責任者
R-03 コストの想定超過 予算アラート頻発、リソース増加傾向 予算上限/アラート、利用量の週次レビュー、予約/割引の適用 FinOps 担当
R-04 移行後の運用負荷増 問い合わせ増、アラート過多 監視のノイズ削減、Runbook整備、一次対応の標準化 運用責任者
R-05 スキル不足による遅延 レビュー指摘の再発、実装の手戻り 教育計画、ペア作業、ベンダー支援、作業分解とWBS化 PM

受容基準(例)

  • R-02(停止)の最悪ケースでも、業務影響が許容範囲に収まる(停止時間、影響範囲、代替手段)
  • R-03(コスト)は、予算上限とエスカレーション条件(例:月次で+10%超)を事前合意する
  • セキュリティ要件(ログ、暗号化、権限、監査証跡)が文書化され、レビュー可能である

報告フォーマット(例:月次)

  • 主要KPI(コスト、稼働率、障害件数、復旧時間)
  • 主要リスクの状態(Open/Monitoring/Closed)
  • 変更点(構成、運用手順、権限)
  • 次月のアクション(期限、担当、完了条件)