前提知識
本書は、ITインフラの障害対応を「体系(考え方)+実務(確認観点・手順)」として整理することを目的にしています。 そのため、完全な未経験者向けではなく、基礎を一通り学んだうえで「現場で使える形」に落とし込みたい読者を想定します。
必須(この本を読み進めるために必要)
- Linux の基本操作(例:
cd/ls/cat/grep/less/sudo) - ログ確認の基本(例:
journalctl、/var/log/配下のログの読み方) - ネットワーク基礎(IP/DNS/TCP/HTTP の概要と「疎通できない」の意味を説明できる程度)
- 「原因を仮説→切り分け→検証で絞り込む」姿勢(第1章で説明)
推奨(第4章以降で理解が進みやすい)
- Web の基本(HTTP ステータスコード、TLS、プロキシ/ロードバランサの概念)
- プロセス/リソースの基本(CPU/メモリ/ディスク/ファイルディスクリプタ、負荷の見方)
- DB の基本(接続、ロック、スロークエリ、レプリケーションの概要)
環境に関する注意
- コマンド例は Linux を想定しています。ディストリビューションやバージョンにより、ログの場所や利用できるコマンドは異なります(必要に応じて読み替えてください)。
- 本番環境での操作はリスクを伴います。実運用では、組織の変更手順・権限・監査要件に従ってください。